The Boxer , Paul Simon

貧しい少年だから
誰も僕の話なんかめったにしないけど
抵抗なら
ポケットにつっこんで、つぶやきに変える
前途有望だぞって
まわりは嘘と冗談ばかり
人間はいつでも聞きたいことしか聞かない
あとは無視

故郷と家から逃げ出したら
もう子どもではいられないよね
知らない人たちに混じったら
静まり返った駅を
びくついて走り回る
脚をのばせるところ
たどり着くのは貧民窟
ケチな野郎が行くところ
それでも探すんだ
あいつらにしか分からないところをね
ライ ラ ライ

日銭稼ぎに
仕事を探す
けど そんなものありゃしない
寄って来なさいよって
言ってくれるのは 7番街の女だけ
でも告白するとね
何度それで 慰められたことか
この深い孤独が
ライ ラ ライ

冬服を拡げたら
消えたくなった
家へ帰ろうかって
そこならニューヨークの冬も
さすがに追ってはこれない
僕を導く
家に帰れって

治療後送所に立つ ボクサー
プロのファイター
忘れられないものはといえば
自分をダウンさせたグラブの感触
叫び声を上げさせた一撃
怒りと恥ずかしさの中で
「俺は行くよ、もう行くから」って
でもファイターは逃げない
ライ ラ ライ


The Boxer
Paul Simon
Translated by Yasunaga Komori
Updated, 2012.1.12

bleeding って難しい。
いろいろ解釈があるねぁ。

Ref.
http://www.eigo21.com/03/pops/boxer.htm
http://www5.ocn.ne.jp/~tyun/TheBoxer.htm