Windows Mobile 開発

ppc2008-01-27

http://www.saturn.dti.ne.jp/~npaka/wmvcpp/index.html
Visual Studio 2005 Standard, Professional, and Team Suite Editions

このほかに必要とされるソフトウエアは以下の通りである。これらはダウンロードしてインストールすれば良い。

Windows Mobile 5.0 SDK for Pocket PC

これに,デバイスエミュレータ本体が含まれている。英語版ではあるが,後で説明する日本語のエミュレータ・イメージを組み込めば日本語版のOSが起動するので問題はない。

なお,これを利用できるOSは,Windows Server 2003 Service Pack1およびWindows XPとなっているが,Windows Vistaでも一応動作している。

バイスエミュレータを含むデバイスとの通信には,ActiveSyncというソフトウエアが必要とされる。

Microsoft ActiveSync 4.2

ただしWindows Vistaには,これに相当する機能が最初から含まれているため,必要ではない。

最後に,忘れずに日本語版のOSイメージをインストールしておこう。以下に各国語版のOSイメージが用意されている。

Windows Mobile 5.0 PocketPC Localized Emulator Image

この中から間違えずに,JPNの3文字を含む「Windows Mobile 5.0 Emulator Images for Pocket PC - JPN.msi」を入手し,インストールしよう。

バイスエミュレータの起動
 インストールがすべて終了したら,Visual Studio(VS)を開く。まず,デバイスエミュレータを起動するためのダミーのプロジェクトを作ろう。[ファイル]→[新規作成]→[プロジェクト]とメニューを選び,どれでも良いので「スマート デバイス」の実行ファイルのプロジェクトを選ぶ。ここでは,Visual C++の下の「スマート デバイス」に含まれる「Win32 スマートデバイス プロジェクト」を選んでみよう。
しかし,プロジェクトを作成してもまだエミュレータを起動することはできない。はやる心を抑えつつ,最後に一つだけ設定を行おう。

 [プロジェクト]→[プロパティ]とメニューを操作し,プロパティ・ダイアログを出す。そして,構成プロパティの下の「配置」を選ぶ。すると,右側に「配置デバイス」という項目が見えるので,これを“JPN Windows Mobile 5.0 Pocket PC VGA Emulator”に変更してOKボタンをクリックしよう(図4)。これが,比較的W-ZERO3に良く似た条件のエミュレータとなる。
図4●配置デバイスを“JPN Windows Mobile 5.0 Pocket PC VGA Emulator”に変更
なお,ここはまぎらわしい名前が多いので注意しよう。先頭にJPNの3文字がないものは英語版なので日本語フォントが入っていない。つまり,日本語文字が正しく表示できない。VGAの文字が入っていないものは,QVGA解像度なので表示ピクセル数が少ない。Squareの文字が入ったものは,縦横が同じピクセル数でランドスケープとポートレイトの切り替えに意味がないものである。
 さあ,これで準備が終わった。F5キーを押して実行を開始しよう。
少し待たされる(初回起動時はかなり待たされる)が,真っ白の画面が表示されれば成功である。そのまま,画面左下のOKをクリックして終了させよう(図5)。
岡林信康 金色のライオン
ペニーレーンでバーボン